さて、上戸彩やドラマも我人生の一部ではあるが、何といっても一日の大半は仕事に費やされる以上、この話題を野放しにしておくわけにはいかないので、これから少しづつ書いていこうと思う。

公共工事労務設計単価

公共工事の見積り、発注価格に反映される現場作業員の一日の労務費の金額。各都道府県、作業員の職種により金額が異なり、毎年行われる抜き打ちの実態賃金調査に基づき決定される。「この価格は賃金を拘束するものではない」と無責任なことが単価表にうたわれているが、毎年調査を発注額に反映させておいて、拘束するものではないとは、逃げ口上以外の何物でもない。


愛知県の普通作業員を例にとってみても、ここ3、4年の間に19,900円から14,600円と3割近い下落が続く。これに経費率も影響を受けるので、実質5割近い下落であると言っても言い過ぎではない。
全国の単価についてみると、北海道が一番低く、特殊作業員の青森と比べると、4,400円も低い。もし、この格差が公務員であったら、間違いなく不満の声が上がり、是正されるであろう。
しかも、この実態に甘んじて給与を下げる経営者ばかりの業界なのでなんとも情けない。私が以前世話になった会社の社長は、例え何千億の借金を抱えようと、生活給は確保してくれたのだ。


経営審査事項で売上の激変緩和措置をとってくれるぐらいなら、賃金の緩和措置もお願いしたいものだ。建設業の数減らし対策の意味合いも当然あるのだろうが、金を溜め込んで、ブローカーのような商売している会社ばかりを生き残らせないでほしい。