某建設事務所の横暴?

土木工事に着手する前に、施工計画書という文書を提出することになっているのは、どの都道府県でも同じかと思うが、愛知県の某建設事務所では、その書類が承認されるまでに多いと十数回も訂正をさせられるようだ。訂正させられるのには、請負側にも責任が多少あるが、
A社(元請)→担当者→担当主査→課長補佐→検査員→A社
と、それぞれ朱書きが加えられて回ってくるのが普通ではないか。これなら、多くても2、3回で提出可能な文書になるはずである。ところが、
A社→担当者→A社→担当主査→A社→課長補佐→A社→検査員→A社
これでは、A社の現場代理人が右往左往する回数が多くなり、現場に集中できなくなるだけでなく、途中で手直しした内容が検査員の判断一つで振り出しに戻る可能性もあるのだ。
まずもって、事務所内の体制も整えることなく、ISOでいう顧客満足を逆手にとって、横柄といえば言いすぎだろうが、お互い人間であることの本質を理解できない輩ばかりの集まりなのかと憐れみさえ感じてしまう。
だからといって官公庁全てがそうなのではなく、某住吉にあるハローワークなどは、当然一般の人が多く出入りするだけあって、10年くらい前から、ものすごくサラリーマン化しており、顧客満足度は高い。
某事務所さんも、これに見習って、顧客満足度を提供する側に回ってもらいたいものだ。
但し、土木工事は、人々の生活に重要な構造物などを作るわけだから、施工の内容には厳しさを忘れてほしくない。だからといって、それを理由に前述のような、訳の分からないプロセスを続けていく事に自己満足してほしくないのだ。