回を重ねるごとに、涙が加速していく。
既に1リットルは超えたような気がする…
「自分がお姉ちゃんと同じようになったら、笑顔でいられるか自信が無い」と言った、亜湖の気持ちが自分の本音と重なった。かなり前に、辛いことに直面している友人に、「せめて笑顔でいようよ!」と言った自分が、いかに残酷であったかを、今ごろ気づかされた。
全ての行動が束縛されていく悲しみは、想像を絶するが、それでもなお、明るく前向きに歩いていこうと決意した生き様を、顔を背けることなく、これからも受け止めていこう。